江田神社は、『延喜式神名帳』(927年)に記載されていた式内社である。創始年代は不明であるが、主たる祭神は第12代景行天皇の皇子で、日本武尊の弟五十功彦命である。
五十功彦命の後裔(刑部造か)が、代々神社を守護されたという。古くは、奥宮、中宮、下宮があり、奥宮には天王寺という七堂伽藍の大寺があったと伝えられている。天正3年(1575年)織田信長の配下、滝川一益の兵火に遭い、伽藍、宝庫のすべてを焼失し、その後江田神社は、下宮のあった現在地に遷されたという。
明治41年(1908年)国の一村一社の方針を受け、西坂部、東坂部地内のすべての神社
山の神を合祀することとなった。(東坂部町の刑部神社は、昭和5年元の地に遷座)
境内には白龍大明神を祀る樫の木や領主9代目丹羽小左エ門正親の顕彰碑などがある。
江田神社 西坂部町字堂地3653 【祭神 五十功彦命】
《明治41年合祀》
若宮八幡社 西坂部町字堂地3622 【祭神 大鷦鷯天皇(仁徳天皇)】
鏡淵神社西坂部町字垣内4717 【祭神 大日霎貴命 (天照大神)】
八幡社 西坂部町字八幡851 【祭神 誉田別天皇(応神天皇)】
尾前神社西坂部町字平崎1707 【祭神 天淳中原瀛真人天皇天武天皇)】
川原宮社 西坂部町字平崎1697 【祭神 建速須佐之男命】
山神社 西坂部町地内5社 【祭神 大山祇命】
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